2011/02/14

「幽体の知覚」


                                Photo by Excite Japan Co., Ltd.


久々に展示会にいってまいりました。

小谷元彦氏の個展 「幽体の知覚」。
森美術館で開催されていました。
森美は一周する事にも時間はかかりますが、内容も広さにみあったかなりのボリュームの展示が行われるため、
結構なスタミナを使う場所だと、いつ訪れても感じます。


会場は、小谷元彦氏が蓄積されてこられた数々の作品が各シリーズごとに展示されていました。
媒体は映像や剥製などいろいろでしたが、
作品に共通して言える事は、

作品から感じ取れる「実体のないものが何かを訴え、自分に入ってくる」ということ。

自分の体の一部が、作品にもっていかれそうな
そんな感覚に陥ります。

ここで言うボクの「もっていかれそう」という感覚は、主に「盗られそう」というもの。

ボクは展示会場で体がバラバラにされる様な感覚を覚えました・・・
これは、あくまでも個人的な感想ですが、正直恐怖です。笑

見終わって遠ざかろうとすると、
その「実体のないもの」が、自分の背後に立って
「もお行くのか?」
なんて言ってきそうな場面も結構あったので。

ちなみに展示会から帰ったその日の夢にも、展示会でお会いした作品がゾロゾロと出演しました・・・
ここまでいくと病ですね・・・


しか〜し、そんな恐怖感だけの作品ではありません。
とにかく作品から尋常じゃないくらい何かが出ているんです!!

おそらく言葉では伝わりきりません。是非会場にて
「何か」を感じとってみて下さい。


最近は雪が続きます。寒いです。
PCのタイピングを止めると手が固まりはじめます笑
そのくらい寒いです・・・