隈健吾氏が建てた重要文化財の阿弥陀如来像を保管している収蔵庫を見に行ってまいりました。
知る人ぞ知る、ちょっとマニアックな場所にあります。
建築物は至ってシンプルでしたが、空間は不思議なオーラをはなってました。
収蔵庫の外壁は、国外で活躍している左官職人が作ったブロックをいくつも積み上げて作っています。
色や質感は、和風建築の土壁と似ているようで似ていない、ピラミッドや古代の遺跡のような印象をうけました。
メインとなる仏像はというと、収蔵庫にあるにはあるのですが、参拝客との間には大きなガラスで隔てられています。
手が届きそうで届かない儚い存在であるかのように、仏像を拝みます。
一種の隔絶感のようなもので、阿弥陀如来像が与える力みたいなものをイロイロと考えてしまいました。
さて、普段はガラス越しからの見学のみが可能だそうですが、
たまたま運がよかったのか、
住職さんのはからいで特別にガラスの中に入って見学することが出来ました。
みるだけでなく、仏像にお触りするまでに至りました。笑
ありがたいお話も聞けて大変充実した時間でした。